治療7か月：薬剤を増量する効果は？
高血圧の治療も7か月目に入りました。
先月セララ25㎎では大きな効果が見られなかったため
今月からセララが50㎎に増量されました。
私の場合、
当初、原発性アルドステロン血症が疑われていたためにセララが処方されたのですが、
この時すでに原発性アルドステロン血症の可能性はほぼ否定されていたのと
25㎎でほとんど効果が出なかったので
「増量してもあんまり効かないんじゃないかな～」という気はしていました。
それでも、私としては
仮に原発性アルドステロン症であれば
普通の高血圧よりも心臓病等になるリスクが高いので
アルドステロンの働きを抑えるセララを
通常用量の50㎎まで処方していただけたのはうれしかったです。
ちょっと回り道な気もしますが、
セララは心不全の薬でもあるので、
心臓にも良い働きをするし…と思い
ポジティブに捉えることにしていました。
さて、結果です。
横に長いグラフで、今回の結果がどこだかわからなくなってきました。
11月1日～12月6日が今回の結果です。
一言で言って、全然下がってない！！
さらに、11月4日～12日は禁酒をしましたが、この間、夜の血圧が高くなっています。
一般的には飲酒すると血圧が高くなると言うのですが、私の場合、飲酒しない方が高くなるようです。
しかし、11月13日以降、飲酒を再開したと同時に少しずつ血圧が上がってきているようにも見えます。
ということで、残念ながら、私にはセララ50㎎の降圧効果は認められませんでした。
そもそも、前述のようにセララはアルダクトンという物質の作用を抑制することで、腎臓においてナトリウムの再吸収を抑制し、利尿を促すという薬です。
一方で、私の場合、食事制限を異常なまでにしていて、ナトリウムをほとんどとっていないので、セララがあまり効かなかったのかもしれません。
いずれにしろ、アルドステロンの作用を抑制するセララで降圧効果がほとんど得られなかったことで、私の原発性アルドステロン血症は、否定されました。
経験則：ペット保険の選び方
わが家のポメチワのパテラ（膝蓋骨脱臼）は・・・
発症から経過観察期間の2週間を経っても治らず、
本人も気にしていたので手術することとなりました。
手術代は、16万円でした。（膝蓋骨脱臼の手術としては安いと思います。専門病院では50万円くらいかかるところもあるそうです。）
けっこうな痛手ですが、私はペット保険に入っていたので全額ペット保険で賄えました。
本当に保険に入っていてよかったです。
しかも、うちのポメチワちゃんは、
なんと、左足の膝蓋骨脱臼だけでは飽き足らず、
3か月後に
今度は右足も同様に脱臼し、
右も手術しました。
合計すると、32万円です。
あーー、保険に入っていてよかった。
私、脱臼騒動では1円も払ってないです。
そんな経緯もあり、散歩でお会いする方から、ペット保険について聞かれることがあるので、この機会にペット保険について書いてみたいと思います。
当時、私が入っていたペット保険は、
の２つです。
保険に入った経緯は
- ワンちゃんを購入する時にペットショップの店員さんから「ペット保険は入っていた方が良いですよ」「とくにチワワとかポメラニアン（うちの犬はポメチワ）は膝蓋骨脱臼をする子が多いですから」と熱心に薦められた
- 以前ハムスターを飼っていた時に手術や投薬で数万円単位でお金がかかったことがある
の2点です。
ipetを選んだ理由は、
ペットショップと提携していたのがipetだったからです。
私は、ペット保険はipetしかないと思っていたくらい無知だったので、保険会社に関しては言われるままでした。
２種類の保険（しかもそれぞれ最大金額）まで入る必要があったかは疑問ですが、当時は「いざ手術とか病気になると高いから最大まで入ってしまおう」と考えていました。
結果的にはこの考えは大正解でした。
繰り返しになりますが、32万円の大手術にもかかわらず、私は1円も支払っていないので、助かりました。
ここで私が入っていたipetについて紹介します。
ipetの「うちの子」は、医療保険なので手術だけでなく病気にも使えます。
窓口精算なので、あとから保険金を請求することなく便利です。
「窓口精算なので、あとから保険金を請求することなく便利です。」とさらりと書きましたが、これは本当に便利です。
逆に、窓口精算ではない場合は、動物病院で代金支払い後、自分で専用アプリに名前や日付、診断名、金額等を入力し、領収書、診断書の写真を撮って送信しなければなりません。
さらに、振込は1か月後とかなのでそれを忘れないように確認しなければなりません。
保険で返ってくるお金は数百円とかだったりするので、面倒くさくてやりたくなくなります。
その点で、ipetの窓口払いはとても優れています。
しかし、ipetは他のペット保険に比べてかなり高額という難点があります。
ですので、ipetは、多少高額でも面倒なことは嫌だという方に向いている保険だと思います。
ちなみに、私は、ipetにはさんざんお世話になったにも関わらず、
高額だったことを理由に保険会社を「わんデイズにゃんデイズ」に変えました。
わんデイズにゃんデイズは、ipetの3分の1～2分の1くらいの金額で同程度の保証が受けられます。
ただし、上記のように、面倒な「後から請求」になりますし、（私だけかもしれないですが）カスタマーサポートの人は、高圧的な態度で印象は悪かったです。
調べてみると保険会社もいろいろあり、それぞれの特徴はありますが、
どこの会社であれ、ペット保険は病気やけがをする前に、入っておくことを強くお勧めします。
わが家のチワポメ：パテラ発症時の様子は？
こんにちは。Spicaです。
チワワとポメラニアンのミックスです。
いわゆるチワポメ（ポメチワ）ちゃんです。
名前は、「ニコ」と言います。
好奇心が強く、すごく人懐こい子で、
いつもだれにでも駆け寄ってきてくれます。
皆さんが
「かわいいね～。」と言って、撫でてくれるので
二本足で、人にバンバン飛びついてしまうのですが、、、
つい1か月ほど前に、
いつもの感じで私に飛びついてきたら・・・
着地と同時に、
「ウ！ギニャャーーーーーーーーー」と聞いたことのない叫び声をあげるやいなや
見たことのない動き（横向きに寝て、背中側を中心にクルクルと高速で3回まわった）を・・・。
完全に 着地失敗！！
私は、
「ただ事じゃない鳴き声と動き」を見て
「脚をひねったかな」と思い
抱っこしてみたところ
脚が相当に痛そう。。。
5分くらい抱っこしていたら少し落ち着いたので、
下におろしてみると、
左足をつけない！！
右足一本のけんけん状態
「脚をひねったんだろう」と思った私は、
１時間様子をみることに
活動する愛犬に躍動するための食事を。フリーズドライドッグフード『モグキューブ』 
しかし、
けんけんが治る様子を見せないため
1時間待たずに、動物病院へ直行しました。
動物病院の先生は、
「膝が怪しいな」と言って
なにやらもぞもぞと・・・
「ギャーーーーーン」
再び悲鳴。
先生は一言、
「脱臼ですね」
親切に説明していただいたところ
- トイプードルやチワワのような小型犬は先天的に脱臼しやすい骨構造をしている
- 病名は、膝蓋骨脱臼（俗称：パテラ）
- 現在、Grade2（押せば外れるが普段は入っている）
- 痛がらない犬が多いが、うちの子は痛がる
- 放っておけば何事もなく治ってしまう犬もいる
- 治らないまま放っておくと、骨の変形や歩行困難になることもある
- 手術すると、15万円程度（専門病院では50万円）
とのことでした。
とりあえず、初めてだったので、勝手に良くなることを祈って
2週間様子を見ることにしました。
こうして、わが家のワンちゃんも私と一緒に病人生活となりました。
これからは、わが家のワンちゃんのことも少しずつ書いていきたいと思います。
治療6か月：セララが通常用量に増量された理由は？
高血圧の治療を始めてから半年が経ちました。
先月から、アムロジピン5㎎とセララ25㎎を併用しています。
- 食事は相変わらず、
調味料なしの野菜炒め、納豆、ヨーグルト、焼魚、白飯、牛乳、コーヒーがほとんどで、週1回程度肉を食べたりはしています。 - 飲酒は、ビール2本程度の晩酌。
- 運動は、特にしていません。
こちらが結果です。
- 朝は、上の血圧が140未満をギリギリでキープしていますが、
下の血圧が90を切ることはありません。 - 夜は、上の血圧の変動が大きいです。
これは、飲酒量の違いによります。
たくさん飲んだ日は低く、あまり飲まなかった日は高いです。
血圧を何度も測定してきた経験から言うと、飲酒量によって20くらい変わります。
上の血圧推移のグラフでは
セララ追加により上の血圧が10程度下がったように見えます。
しかし、実際にはセララが追加投与されてから
低い血圧が出るよう血圧測定時に体勢と呼吸を万全に整えてから測定していますので
それによる見かけ上の血圧低下効果も大きく
私にはセララの効果があまり出ていないように感じます。
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なお、セララは１日１回服薬の薬ですが、血中半減期（血液中で薬剤の濃度が半分になるまでの時間）が5時間と短く、効果がそれほど長時間続く薬ではありません（実際、セララは米国では1日1～2回服薬として承認されています）。
そのため、朝と就寝前の血圧測定はセララの効果がほぼ切れている時間帯の血圧を測定しているのかもしれないという気もします。
そして、B先生に血圧手帳のデータをもとに相談したところ
「セララ25mgじゃ少なすぎたかな。通常の50mgにしようか」
と言われ、
アムロジピンに加えセララ50mgの併用療法へ突入となりました。
治療5か月：追加処方されたセララとは？
高血圧治療を開始して5か月が経過しました
毎日の血圧測定の結果です
ここまでアムロジピン5㎎で130/85mmHgまで順調に下がってきて
さらに！！！ 安定していましたが
ここ一か月、寒くなってきたのに連れて、、、
血圧が上がってきました。。。
朝は、
上の血圧は140を超え、150を超えることも珍しくなくなりました
下の血圧は、90を切ることがほとんどなくなりました
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ここまでの塩分制限がかなり厳しいものでしたので
先月から、食事制限を少し緩めたのですが
もとに戻すのは難しい。。。
- 毎日お酒を飲んで
- 運動をほぼせず
では、下がるものも下がらないという気がしますが、
あそこまですごい食事制限はちょっと・・・。
お酒を飲むと、その後の血圧値は10～20mmHgも下がるのですが、
朝は、反動できちんと上がります。
血圧が再上昇してきたのは、
飲酒解禁後の飲酒の積み重ねが大きいのではないかと思います。
さて、話を治療に戻しまして、、、
B先生と相談し、２剤目の薬剤として「セララ*1」を服薬することになりました。
セララの作用機序を示すと、下図のようになるのですが、、、
要は、アルドステロンという物質の働きを抑えることで
- 尿をたくさん出して血圧を下げる
- ついでに、各種臓器の炎症を抑える
くらいに考えておけば、大丈夫です。
通常の高血圧治療では、私が服薬しているアムロジピンで効果が不十分だった場合、ARB*2と呼ばれる種類の薬剤が投与されます。
日本人のお医者さんはARBが大好きで、たくさんの患者さんに使われています。
・・・にもかかわらず、セララが投与されたのは、、、
私もB先生も、高血圧の精査の時にアルドステロンが少し高かったことが気になっていて、一度セララを試してみたかった・・・という理由です。
もしかしたら、セララを投与したら劇的に血圧が下がるのではないかと、
大きな期待をかけて、ARBではなく、あえてのセララ投入です。
しかも、セララだと劇的に血圧が下がるかもしれないと考えて、セララ25㎎*3でした。
あまり使うことのない薬剤サイズだったようで、私がお世話になっている日本調剤の店舗においておらず、薬剤師の女の子が近所の別の薬局に分けてもらうために、走って取りに行ってくれました。
ありがとう。
そんなことで手にしたセララ25㎎。
期待に胸を躍らせて、一か月後を待ちます。
絵を描いて売ってます
私のofficeでは、
絵を受注制作しています。
卒業記念品やピアノ発表会パンフレットの表紙に
オリジナルの絵を追加したいけど、、、
絵にはそれほど自信がない。
だから誰か書いてくれないかな～と感じたら、ご一報ください。
ただ絵を描くのが好きなだけですが、
たまにお願いされて低額で描いています。
最初は無料でやってたんですが、
それじゃ悪いからということで、
絵具代や手間賃として数千円だけいただくことにしています。
これは、秋のピアノ発表会の表紙です。
みんなが集まる楽しい秋のピアノコンサートをテーマにしました。
水彩画です。
- 表紙が文字だけだと寂しいな
- ちょっと格好がつけたい
- ちょっと気が利いたオリジナルなものが欲しい
と感じたら、ご一報ください。
高血圧治療4か月：寒くなって少し上がってきた
治療開始4か月の血圧データです。
多少のばらつきはありますが、
6月下旬から8月下旬まで
朝130/85mmHg,、夜125/75mmHgで安定しています。
治療開始時に比べたら、よく下がりました。
精密検査もして、とくに大きな二次性高血圧の原因は見当たらず、
通常の高血圧（原発性高血圧）だと思って良いとのことで、
この時点では大きな問題を感じません。
しかし、ここ一週間の血圧が少し上昇傾向なのは気になります。
B先生には、最近血圧が上がってきていることを相談したところ
「少し気温が下がってきたから、血圧も上がってきたかな。ちょっと様子を見ようか」とのことで、治療法は現状維持のまま様子観察となりました。
さて、B先生を訪問すると必ず血液検査をします。
結果を示します。
それほど悪い検査値ではありませんが、
お酒を再開した影響が出てきています。
とくに尿酸値とクレアチニンが高いのが気になります。
尿酸は、お酒を再開してからさらに一段高くなりました。
クレアチニンも高い状態をキープしています。
尿酸値は、今は良い薬があるので薬を飲めばある程度下がるだろうし、心臓病の小さなリスク（とされるが、明確なエビデンスはない）でしかないのでそれほど気になりませんが、クレアチニンは気になります。
クレアチニンは、腎機能の指標なのですが、
腎機能が悪くなると透析になりますし、
透析にならなくても他の臓器への悪影響が大きいです。
そして、クレアチニンには良い薬も治療法もなく、
効果があるのは痩せることくらいです。
E先生が私に、「痩せましょう」と仰ったのは、
血圧はもちろん、腎機能のことを考えてのお言葉でした。
