高血圧治療3日目:アムロジピンってどんな薬?
高血圧の治療薬には、本当にたくさんの種類があります。
よく使われる薬剤カテゴリだけでも、カルシウム拮抗薬、ARB、ACE阻害薬、ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬、ベータ遮断薬、利尿薬があり、カテゴリごとに数種類~十数種類の薬剤が販売されています。
私がB先生に処方されたアムロジピンはカルシウム拮抗薬です。血管を広げることで血管内の圧力、すなわち、血圧を下げる作用を発揮しますが、中でもアムロジピンは
- 降圧の効果が高い
- ほとんどの患者に効く
- 24時間にわたり効果を発揮する
- 安い
という特徴があり、日本で一番多く使われています。
高血圧は、高い血圧が血管や心臓、腎臓、脳といった重要な臓器に負荷をかけ続け、後々は心臓病や腎臓病、脳卒中などを引き起こす病気です。ですので、治療の基本は、血圧をより速やかに、かつ、24時間確実に下げることです。
私の場合、180を超えるようなⅢ度高血圧なので、強烈に血圧を下げることが必要で、アムロジピンは最も適切な薬剤だと言えるでしょう。
しかも速やかに血圧を下げたいという私の意向を尊重して、B先生は最初から5mgを選択してくれました。半量(2.5mg)から開始するケースもありますが、アムロジピンはそれほど副作用の出る薬ではありませんし、私自身が高齢者ではないので、副作用を過度に心配する必要はないと判断してのことでしょう。
なお、ARBという薬剤もカルシウム拮抗薬と並びたくさん使われています。良い薬ではあるのですが、上記の4点がアムロジピンに比べて少し劣ります。それにもかかわらずARBがアムロジピンと同等に使われているのは、たくさんの大手製薬メーカーが医者に接待攻撃を繰り広げてきた結果と言っても過言ではありません。
次に、「剤型はどうする?」と聞かれました。
正直、私は剤型はどうでも良いと思っていたのですが、口の中で溶けるOD錠を一度飲んでみたかったのでOD錠をお願いしました。
最後に、薬剤に関しては「まあ、アムロジピンならたくさんの人が後発品を飲んでるから、後発品でも良いか」と思っていたので、先発品(大日本住友製薬またはファイザー)を指定せず、後発品ということになりました。
そして、B先生に作ってもらった処方箋を持ち、いざ調剤薬局へ…