高血圧治療3日目診察室:心電図と血液検査から何がわかるか?
・・・30分後
「Spicaさ~ん。診察室にお入りくださ~い」
心電図と血液・尿検査の結果が出たようです。
診察室に再度呼ばれます。
B先生から血圧値が告げられます。
「血圧は160/115。ずいぶん高いね。」
当然、私は、ここ2日間はもっと高かったことを告げます。
B先生はちょっと困った顔をして
「昔から高いの?」と聞いてきます。
私としては、正直にお伝えすることが適切な治療への最短ルートだと思っているので、「いや、最近。ここ数か月でグイっと高くなってきたんだと思います」「150とか出たことなかったので・・・」と正直に告げます。
「ふむ…ご両親の血圧はどうでした?」
私の父は高血圧ですが、140~150程度だったのではないかと思われるので、そう告げます。
すると、「最近体重の変化はありましたか?」と聞かれます。
ここは痛いところです。最近一年でけっこう太りました。
「ちょっと体重計に乗ってごらん」と続きます。
・・・7キロ太ってました。
しかし、体重に関しては1年前に10キロやせて、ここ1年で7㎏戻ったという状態でして、1年前に10kgやせる前もここまで血圧は高くなかったです。
そのことも素直にB先生に伝えます。
「ふむ…」
B先生は、「まず、心電図だけど・・・」と心電図の結果を話し始めました。
「とくに問題は見当たりません。不整脈もないですし、血圧が高い状態が長期になると、ここのところが上がってくるんだけど、Spicaさんは大丈夫。心電図から推測するには、おそらく最近血圧が上がってきたんでしょう」とのこと。
私は、若いころ、過度のストレスを原因として不整脈を発症したことがありますので、不整脈がなかったのはホッとしました。また、長い期間にわたり血圧が高くて、心臓が大きくなっている(心肥大)という状態ではないようです。心肥大になると心不全になりやすいですので、これも良かったです。
心電図検査は大きな問題点が見当たらず、とりあえず一安心です。
ちなみに、不整脈は世界中の誰もが大なり小なり持っています。このことは後日紹介したいと思います。
「次に、血液と尿検査だけど」とB先生が話を続けます。
ちなみに、この血液・尿検査は昼食後約1時間のデータです。
ーーーーーー主な血液・尿検査の結果(食後1時間)ーーーーーー
HbA1c:5.0
総コレステロール:241
中性脂肪:216
HDLコレステロール:74
グルコース:152
尿蛋白:-
尿糖:+-
尿PH:6
尿潜血:-
白血球:8400
赤血球:494
血色素量:15.9
ヘマトクリット:46.4
尿酸:7.8
クレアチニン:0.86
AST:31
ALT:31
γーGTP:62
赤字:異常値
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B先生は、
「糖尿病はないね。食後採血だということを考慮しても、中性脂肪は少し高いな。200は切りたい。あとは、コレステロールも少し高めだね。」
と説明してくれます。
糖尿病がなさそうなのは何よりです。B先生が触れなかった他の要素として、尿酸の高さも気にはなりますが、尿酸は脳卒中や心臓病の強いリスクではないのでとりあえずこの時点では無視。
γーGTPが高いのは、おそらくお酒か爪白癬の治療薬が原因でしょう。これも今は無視。
ということで、血液・尿検査においても、それほど気になるところはなし。
ホッとしたような、しないような…。微妙です。
しかし、血液検査はいろいろな数字が少しずつ高いので、次回診療時に、空腹時採血をしようということになりました。
さて、次は治療です。