医学ライターSpicaの高血圧治療

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高血圧治療3日目診察室初見:診察室の血圧が低く出る人もいる

3日目。。。診察

 

B先生には数年ぶりにお会いしたのですが、
相変わらず
にこやかでありながら、威厳がありました。

 

「先生ご無沙汰しています」

私のあいさつに対し、B先生は、「誰だ?」という顔で今一つわからない様子。

「以前よく一緒にお仕事をさせていただいたSpicaです。」

「あーー!  Spicaさん! 久しぶりだね~。 今日はどうしたの?」

私を認識しているかはわからないですが、ここではあまり関係ないので、かまわず続けました。

  「一昨日、かかりつけのクリニックで何気なく血圧を測ったら、180とか190とかの数字を出してしまいまして、これはただ事じゃないぞと。だれか信頼できる先生に診てもらいたいと思って、もうB先生しかいないなと思って、今日は突然お邪魔しました。」

 

 

それまで、にこやかだったB先生が医者の顔になりました。診療モードになっています。

「180、190は高いね。いつも高いの?」

「いや、多少高いことはあったのですが、150を超えたこともなくて、ちょっとびっくりしてるんです。」

「そう。それなら、早速測ってみようか。」

 

 

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ドキドキです。

 

180超をみたとき、B先生はどんなリアクションをするか?

血圧値よりもそちらの方が気になります。というか、その時の表情で、自分の血圧の深刻度がわかると思い、血圧値よりもB先生の顔に注目していました。

 

ピーーーーー(血圧測定終了の音)

 

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B先生の表情が明らかに曇りました。

「高いね」

 

「もう一回はかろうか」

 

 

ピーーーーー

 

「やっぱり高いね」

 

私の席からは、血圧値がよく見えません。

首を伸ばして血圧値を見てみると、160/115という数字が見えました。

 

私の予想よりははるかに低い!

血圧が低くて良かったような。良くないような。。。

 

普通は、家で測る血圧よりも診察室の血圧の方が高くなります。
医者はそれを見越して治療計画を立てますので、私としては、
ここ2日間で出た血圧値が出てくれればよかったのですが、
なぜか体が遠慮してしまったようです。

 

 

原因は、B先生の血圧計が少しひんやりとして肌にしっくりきたために「なんか気持ち良い」と思ってしまったことか、はたまた、B先生と話をして安心できたことかはわかりませんが、180超を出すことはなかったようです。

 

それでもB先生は、「だいぶ高い」とみたらしく
「ちょっと検査しようか。今すぐできる…心電図と血液・尿の検査をしよう。」と言われ、すぐに心電図を測定。続いて血液・尿の検査をします。

 

 30分後。。。再度診察室に呼ばれます。

 

「spicaさ~ん。診察室にお入りくださ~い」