医学ライターSpicaの高血圧治療

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高血圧治療初日:衝撃の191mmHg

皆さん、こんにちは。Spicaです。

 

高血圧はどうやって治療を開始するのでしょうか?

 

私の場合は、その日が訪れました。

 

私は、先月から、爪白癬(つめの水虫)の治療のため
近所の皮膚科クリニックに通い始めていました。

 

最近のクリニックでは、待合室の片隅に血圧計がおいてあることも多く、
御多分にもれず、このクリニックにも血圧計がおいてありました。

 

待ち時間も暇ですし、せっかくなので測ってみたところ・・・

 

186/121mmHg

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ん? ん!?・・・わが目を疑いました。

 

実は、最近血圧を測ってなかったし、頭痛がすることがあるから、

  • もしかしたら、上の血圧が150とか行くんじゃないか・・・
  • 万が一にも、160なんて数字が出てしまったらどうしようか・・・

と思って、ドキドキしながら測定したのですが、
その想像をはるかに超え、

186!! しかも、下も121!!

 

こんな数字見たことない!!!!

 

これは、さすがに

  • なにかおかしいのではないか
  • うまく測れなかったのではないか

と思い、、、当たり前のように、再度測定。

 

すると、今度は、、、

 

191/107mmHg

 

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これは、、、私としては、血圧計が壊れてるとしか思えない状態です。

 

 

私は約20年間、医学ライター*1をして、

数多くの著名な先生にインタビューをしてきましたが*2

その中でも、ほとんど話題に上ったことがない数字。。。

 

日本の高血圧学会が作成している『高血圧治療ガイドライン2019』では、

上の血圧値/下の血圧値によって

  • 140/90以上 ・・・ Ⅰ度高血圧
  • 160/100以上 ・・・ Ⅱ度高血圧
  • 180/110以上 ・・・ Ⅲ度高血圧

とグレード分けをしています

 

これに照らし合わせれば、私の血圧(186/121、191/107)は、
立派な Ⅲ度高血圧!!!

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これは、ヤバいです。

 

Ⅲ度高血圧は、脳卒中と、狭心症心筋梗塞など循環器病のリスクがめちゃめちゃ高く*3、さらに、認知症と高血圧の関係を調べた10年前の有名な研究ですでに、「研究するまでもなくリスクが高いことは明らか」という理由で研究対象から外されているレベルです。

 

ここまで高値だと高血圧専門医に診てもらわなければなりません。

 

失礼ながら、爪白癬の治療でかかっている近所の皮膚科医A先生では役不足

仮にA先生に高血圧治療をしてもらうと「血圧高いね~。薬出そう。」で終わってしまうこともありえます。

いえいえ、、、正直に言うと、、、今の医療界では残念ながら高確率でそうなります。

 

140や150の高血圧ならそれで良いのですが、
私は、バリバリのⅢ度高血圧。

運動すら制限しないといけないレベルです。

 

少なくとも

  • 原因の精査
  • 食事・運動など生活習慣の見直し
  • 薬など治療方針の策定

が専門医の下で実施されることが望まれます。

 

そこで、私Spicaは、皮膚科医のA先生には血圧のことは一言も告げず、
高血圧専門の先生を受診することを即座に決定しました。

 

ここから私Spicaの高血圧治療が始まります。。。

*1:某医療関係者向けメディア記者として働いてます

*2:高血圧治療ガイドライン作成委員の先生の半分程度にも、インタビュー経験あり

*3:至適血圧の人の8倍超